悔しいことって、ありますよね。
できれば味わいたくない。
でも、なぜか人生ってそういう場面を忘れた頃にちゃんと用意してくる。
彼女にとって、それは米軍基地に入りたての頃のことだったそうです。
当時はまだ、英語がだいぶかたこと。
とはいえ、完全に技術で雇われた人間。だから「そこはもう技術でなんとかするしかない」という気持ちで、ある日基地のえらい人のもとへ、システムの説明をしに行ったのだとか。
もちろん説明は、かたこと英語。
でも、一生懸命伝えていたそうです。
すると。
鼻で笑われた。
さらに言われたのが、
「ここは英語ができる人間じゃないとだめだぜ?」
……感じ、わるっ。鼻で笑う必要ある?
めちゃくちゃ悔しかった。
だからこそ彼女は思ったのです。
だったらもう、英語、本気でやってやるわ。
悔しさって、本来はあまり気持ちのいいものではない。
でも、使い方によってはとても強い燃料になることがあります。
今回は、そんな「悔しさを原動力にするための心構え」と「タフな精神を育てる方法」を5つにまとめてみました。
1.悔しかったことを、なかったことにしない
まず大事なのは、悔しい気持ちをちゃんと認めること。
「こんなので傷つくなんて弱いかな」
「気にしないのが大人かな」
そうやって無理に飲み込むと、悔しさは消えるどころか、じわじわ残ります。
悔しかった。
腹が立った。
感じ悪かった。
それでいいんです。
むしろ、その感情にフタをしないほうがいい。
悔しさって、見方を変えれば「本当はもっとできるようになりたい」「負けたくない」と思っている証拠でもあるから。
きれいに処理しなくて大丈夫。
まずは私は悔しかったを認めることがスタートです。
2.相手への怒りを、自分の強化に使う
悔しいことがあると、相手を見返したくなる。
これはすごく自然です。
ただ、そのエネルギーをずっと相手に向け続けると、しんどい。
相手のために消耗し続けることになるからです。
おすすめなのは、
「あの人をどうこうしたい」ではなく、「自分を強くしたい」に変換すること。
たとえば今回なら、
- 英語をもっと話せるようになる
- 説明力を上げる
- 場に飲まれない自信をつける
みたいに、悔しさをそのまま成長のテーマに変えてしまう。
相手に勝つことより、
昨日の自分より少し強くなること。
そっちのほうが、結局いちばん効きます。
3.今すぐ全部できる人を目指さない
悔しいときほど、
「もう完璧になってやる」
「二度と舐められないようにする」
と急に100点を目指しがちです。
でも、それだとたぶん続かない。
大事なのは、
今日から少しずつ積み上げること。
英語なら、
- 1日10分だけでも聞く
- よく使う説明フレーズをメモする
- 自分の業務に必要な単語から覚える
これくらいでも十分です。
タフな人って、最初から強い人ではなくて、
地味な積み上げをやめなかった人だったりします。
大きな悔しさは、大きな目標に変えたくなる。
でも実際に人生を変えるのは、だいたい小さい継続です。
4.打たれ強さは、落ち込まないことではなく戻ってくる速さ
タフな精神というと、何を言われても平気な人をイメージしがち。
でも実際は、そうじゃない気がします。
ちゃんと傷つく。
ちゃんと落ち込む。
ちゃんと腹も立つ。
でも、そこから戻ってくる。
これが本当の意味でのタフさなのかもしれません。
つまり、
「傷つかない人」より「傷ついても立て直せる人」を目指したほうが現実的。
そのためには、
- 一晩寝る
- ちょっとおいしいものを食べる
- 信頼できる人に話す
- ノートに書き出す
- その日のうちに小さく行動する
みたいな、自分なりの立て直し方を持っておくのが大切です。
メンタルって、気合いだけでは守れない。
でも、戻る方法を知っているだけでかなり違います。
5.悔しさを物語にできたら、ちょっと勝ち
つらい出来事も、少し時間がたつと不思議と「話せること」になっていくことがあります。
「あのとき鼻で笑われて、ほんと腹立ったな」
「でも、あれで本気で勉強しようと思えたんだよね」
そうやって言えるようになったら、もう半分勝ちです。
悔しかった出来事を、ただの黒歴史で終わらせない。
今の自分をつくったエピソードに変えていく。
これはかなり強いです。
もちろん、今思い出しても腹が立つことはある。
たぶんそれは一生ちょっと腹立つ。
でも、それでいい。
だって、あの日の悔しさがなかったら、
今の自分にはつながっていなかったかもしれないから。
悔しさは、ちゃんと使えば前に進める
悔しい出来事って、できれば起きてほしくない。
でも、起きてしまったなら、せめて自分の糧にしたい。
- 悔しさを認める
- 相手ではなく自分の成長に使う
- 小さく積み上げる
- 落ち込んでも戻ってくる
- 最後は自分の物語に変える
この流れができると、悔しさはただのイヤな記憶では終わりません。
鼻で笑われたことは、たしかに腹が立つ。
でもその悔しさが「じゃあ、やってやるわ」に変わった瞬間、もう前進は始まっているのかもしれません。
悔しさって、きれいじゃない。
でも、案外強い。
ちゃんと燃やせば、前に進む力になる。
それだけは、けっこう本当だと思うのです。









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