冷蔵庫を開けるたびに、目が合っていました。
金色のふた。
少し不機嫌そうなシーサー。
そして頭には「おきなわ生まれ」と書かれた、小さな王冠。
商品名は
南の島の生プリン。

あっさり。
塩。
濃厚。
極み。
プリンにしては、ずいぶんと自己紹介が上手です。
どれから食べるべきか。
こういう場面で人間性が出ます。
私は控えめなふりをして「あっさり」から。
けれど心は最初から「極み」を見ていました。
欲というものは、隠したつもりでも案外透けて見えるものです。
南の島の生プリンとは?
「南の島の生プリン」は、沖縄県南城市で作られている沖縄プリン本舗の商品です。
セットの中身は、次の4種類。
- あっさり
- 塩
- 濃厚
- 極み
すべてプレーンタイプをベースにしながら、濃厚さや風味の違いを楽しめる食べ比べセットになっています。
1個75ml入り。
小ぶりですが、ガラス瓶を持つと妙な満足感があります。
現在掲載されている4種セットの価格は税込2,763円。製造日からの賞味期限は30日です。沖縄プリン本舗から直送されます。
まずは「あっさり」から

ふたを開けると、淡い卵色。
スプーンを入れると、つるんではなく、とろり。
生プリンという名前に納得します。
「あっさり」と書かれていますが、味が薄いわけではありません。
卵とミルクのやさしさが、静かに残ります。
派手な人ではない。
けれど帰ったあとに思い出す。
そんなプリンです。
「塩」は甘さの輪郭がくっきり

塩味のプリンと聞くと、少し身構えます。
けれど、しょっぱいプリンではありません。
沖縄県産の天然海水塩を使うことで、甘さがより際立つように作られています。
甘い。
そのあと、ほんの少しだけ塩の気配。
海を眺めながら食べているような、少しだけ気取った余韻があります。
甘さだけでは、退屈してしまう。
塩はそのことを知っているようです。
「濃厚」から空気が変わる

濃厚を口に入れた瞬間。
ここまでとは、明らかに違います。
舌に触れる感触がなめらか。
ミルクと卵のコクが、少し長めに居座ります。
嫌ではありません。
むしろ、もう少し居てもいいと思ってしまいます。
プリンに未練を持つ日が来るとは思いませんでした。
最後は「極み」

名前からして、引き返す気がありません。
原材料には生クリームや沖縄県産の卵と牛乳、きび糖、バニラビーンズなどが使われています。4種類の中でも、特に濃厚さを意識した一品です。
スプーンですくうと、やわらかく揺れます。
口に入れると、濃い。
でも重たすぎない。
甘さのあとに卵と生クリームのコクが残ります。
「あっさり」から始めてよかった。
最初からこれを食べていたら、戻れなくなっていたかもしれません。
南の島の生プリンのおすすめポイント3つ
1.沖縄県産素材のやさしい味
沖縄県産の牛乳や卵、サトウキビから作られたきび糖を使用。
素材の味を生かした、まろやかな甘さが特徴です。
保存料・着色料・香料などの食品添加物を使用せず、パティシエが一つずつ手仕込みしています。
2.4種類の違いを食べ比べできる
同じプレーン系のプリンでも、濃さが変わると印象も変わります。
軽やかな「あっさり」。
甘さを引き立てる「塩」。
コクのある「濃厚」。
贅沢な「極み」。
誰かと一緒に食べて、好みを言い合うのも楽しそうです。
ただし「極み」を巡って関係が悪化しても、責任は負えません。
3.沖縄らしい贈り物になる
シーサーが描かれた瓶は、ひと目で沖縄らしさが伝わります。
2023年度の沖縄県商工会連合会「商工会特産品コンテスト」受賞商品でもあり、沖縄スイーツを探している方にも選びやすい一品です。
家族への贈り物。
友人へのお礼。
自分への、ごく個人的なご褒美。
理由はいくらでも作れます。
4つ全部食べて分かったこと
「あっさり」と「極み」。
同じプリンなのに、ずいぶん違います。
けれど、どの瓶にも沖縄の牛乳や卵、きび糖のやさしさがありました。
濃厚だから正解。
あっさりだから物足りない。
そう単純ではありません。
その日の気分によって、欲しい甘さは変わります。
疲れた夜には「極み」。
食後には「あっさり」。
少し刺激が欲しい日は「塩」。
欲張りたい日は「濃厚」。
冷蔵庫に4種類並んでいるだけで、明日が少し楽しみになる。
甘いものには、そんな小さな力があります。

南の島から届く、少し贅沢な時間
プリンは、なくても生きていけます。
けれど。
なくても困らないものほど、心を満たしてくれることがあります。
金色のふたを開ける時間。
スプーンですくう時間。
誰にも渡さず、一人で味わう時間。
「南の島の生プリン」は、ただ甘いだけではありません。
4つの味を選ぶ楽しさまで、瓶の中に閉じ込められています。
冷蔵庫に、小さな沖縄を置いてみませんか。
最初は「あっさり」から。
それとも、迷わず「極み」から。
選ぶところから、もう誘惑は始まっています。












